信玄堤散策コースのご案内
最寄りの竜王駅より、富士を眺めながらアップダウンの2キロちょっとの散策コースです。
竜王駅北口の駐輪場の左側を歩くと「信玄堤散策コース」の案内板があります。
まずは車道に出て左折。
大きな石油タンクが左に見えますね。道なりに行って突き当りを右に曲がります。こちらが旧甲州街道。
古い民家が点在しています。二軒先の左手に「樫の家」も見えますね。さらに進んで初めての信号を
左折してください。500m程進むと竹やぶに囲まれた大きな寺院が見えてきます。「慈照寺」です。
中も趣があって落ち着いた佇まいです。山門から階段を上がった右側に「龍王水」が見えてきます。
こちらがこちら地名となったお水で、ずっと絶えることなく湧いています。ちなみに町では「竜王水」
というペットボトルも販売しています。
お寺を出て突き当りを右に行くと竜王北小学校がありますが、高い崖の上なので見えません。手前で
左折してさらに行くと今度は竜王中北学校のある通りに出ます。そちらには行かず坂を下り中央本線の下
をくぐり竜王バイパスの大通りの交差点になります。信号を渡って道なりに行くと富士川の上流の釜無川
に到着します。川幅の広い川ですがこちらが戦国時代に”暴れっ川”と言われ村人を苦しめた水害が頻繁に
起こる場所でした。信玄がここに堤を設け水の力を分散させる工事を行いました。いわゆる「信玄堤」と
呼ばれます。川の中に木材の木組みが今も点在していますが、こちらは「聖牛」と言います。この堤は
4月は満開の桜を楽しめ、桜まつりが催されます。駐車場の北側には神社がありますが、水の神様を鎮める
ために建てられました。土手に座り西の南アルプスを眺めるときっと清々しい風を伝わってくると思います。